長く出勤すれば、本当に効率よく稼げる?

「もっと稼ぎたいから、出勤時間を増やそう!」

そう考えて、朝から夜まで長時間出勤しているセラピストもいるかもしれません。

もちろん、出勤時間を増やせば予約を受けられるチャンスは増えます。

しかし、長時間出勤しているのに待機時間ばかりが長いと、体力的にも精神的にも疲れてしまいますよね。

一方で、短時間の出勤でも予約が集中しやすい時間帯を見つけられれば、効率よく働ける可能性があります。

そこで大切なのが、「自分の予約が入りやすい時間帯」を知ることです。

今回は、感覚だけに頼らず、自分の過去の予約状況を振り返りながら、効率的な出勤時間を探す方法をご紹介します。

まずは「予約が入った時間」を記録してみよう

最初から難しい分析をする必要はありません

まずは、自分の予約状況を簡単に記録してみましょう。

例えば、次のような項目です。

  • 出勤した曜日
  • 出勤開始時間
  • 出勤終了時間
  • 予約が入った時間帯
  • 施術本数
  • 指名の有無
  • 待機時間

すべてを細かく記録する必要はありません。

最初は、

「何曜日の何時ごろに予約が入りやすかったか」

を把握するだけでも十分です。

1日だけでは傾向が分かりにくいため、まずは1か月程度記録してみると、自分なりのパターンが見えてくるでしょう。

曜日ごとの予約傾向をチェック

「土曜日は忙しい」とは限らない?

一般的には週末の利用が多そうなイメージがあります。

しかし、実際の予約状況は店舗やエリア、客層によって異なります。

例えば、

  • 月曜日は仕事帰りのお客様が多い
  • 水曜日は意外と予約が入りやすい
  • 金曜日は夜の予約が集中する
  • 土曜日は昼間から予約が入りやすい
  • 日曜日は夕方以降に予約が増える

など、自分が働いている環境によって違いがあります。

「世間ではこの曜日が人気だから」と決めつけるのではなく、自分自身のデータを見ることが大切です。

まずは曜日別に分けてみよう

1か月分の記録を見ながら、

曜日出勤回数予約本数
月曜日4回5本
火曜日3回3本
水曜日4回7本
木曜日4回4本
金曜日4回8本

このように整理してみると、予約が入りやすい曜日が見つかるかもしれません。

もちろん、出勤回数が違えば単純比較はできません。

その場合は、1回の出勤あたり何本予約が入ったかを見ると、より分かりやすくなります。

「時間帯」も細かく見てみる

18時から急に忙しくなるかも

曜日だけでなく、時間帯も重要です。

例えば、

  • 12~15時
  • 15~18時
  • 18~21時
  • 21時以降

などに分けて記録してみましょう。

すると、

「昼間はほとんど予約がないけれど、18時以降になると予約が増える」

という傾向が見つかることがあります。

反対に、

「夜まで待機しているけれど、実は夕方までのほうが効率がいい」

というケースもあるかもしれません。

長時間出勤している人ほど、一度確認してみる価値があります。

「長時間出勤=効率がいい」とは限らない

待機時間も含めて考えてみる

例えば、8時間出勤して施術が2本だった場合と、4時間出勤して施術が2本だった場合。

施術本数だけを見ると同じですが、働き方としては大きく違います。

もちろん、待機時間にも意味はあります。

お客様からの急な予約を受けられることや、今後の指名につながる機会を増やせる可能性もあります。

ただし、

「長く出勤しているのに、予約が入る時間はいつも同じ」

という状態なら、出勤時間を見直すことで、より効率的に働ける可能性があります。

こんな視点で振り返ってみよう

  • 何時間出勤した?
  • 何本施術した?
  • 予約が集中した時間は?
  • 一番長かった待機時間は?
  • 指名予約は何時台に多かった?

こうした数字を少しずつ確認してみましょう。

自分だけの「ゴールデンタイム」を探す

予約が入りやすい時間を見つけよう

データを記録していくと、

「この時間帯に予約が入りやすい」

という自分だけのゴールデンタイムが見えてくるかもしれません。

例えば、

「平日は18時以降」

「土曜日は14~19時」

「日曜日は夕方から」

というように、自分なりの傾向を見つけます。

もちろん、毎回同じように予約が入るとは限りません。

それでも、「なんとなく出勤する」よりも「予約が入りやすい時間を意識して出勤する」ほうが、働き方を考える材料になります。

出勤時間を変えるときは少しずつ

いきなり大幅変更はしない

「夜が忙しいから、明日から昼の出勤を全部やめよう!」

と極端に変える必要はありません。

まずは少しずつ試してみましょう。

例えば、

今まで

  • 12時~20時

変更後

  • 15時~21時

というように、予約が入りやすい時間帯を少し長くする方法があります。

その結果をまた記録し、以前と比較してみます。

「出勤時間を変えたら予約数が増えた」

という結果が出れば、その時間帯が自分に合っている可能性があります。

予約だけでなく「自分の体力」も考える

稼ぐことだけを優先しない

予約が入りやすい時間帯が分かっても、自分の生活に合わなければ長続きしません。

例えば、

  • 朝が得意なら昼から出勤する
  • 夜型なら夕方以降を中心にする
  • 本業があるなら仕事終わりに集中する
  • 家庭の予定がある日は短時間にする

など、自分のライフスタイルとのバランスも大切です。

「一番予約が入る時間」ではなく、**「自分が無理なく働ける時間の中で、予約が入りやすい時間」**を探すことが理想です。

「暇な時間」を見つけることも大切

予約が入らない時間帯も貴重なデータ

予約が入りやすい時間だけでなく、逆に予約が入りにくい時間も記録しておきましょう。

例えば、

「毎週火曜日の12~15時はほとんど予約がない」

という傾向が分かったとします。

その時間を完全に削るのも一つの方法ですが、写メ日記を更新したり、プロフィールを見直したりする時間に使う方法もあります。

つまり、予約が入らない時間も「無駄」とは限りません。

施術をする時間と、準備や改善をする時間を分ける。

そんな働き方も選択肢の一つです。

まとめ

効率よく働きたいなら、ただ出勤時間を増やすだけではなく、「自分はいつ予約が入りやすいのか」を知ることが大切です。

今回紹介したポイントをまとめると、次のようになります。

  • 曜日ごとの予約数を記録する
  • 時間帯ごとの予約傾向を見る
  • 出勤時間と施術本数を比較する
  • 待機時間も含めて振り返る
  • 自分だけの「予約が入りやすい時間」を探す
  • 出勤時間を変えるときは少しずつ試す
  • 予約だけでなく自分の体力や生活とのバランスも考える

「もっと稼ぎたい」と思ったとき、最初に考えるのは「もっと働くこと」かもしれません。

でも、もしかすると必要なのは、働く時間を増やすことではなく、働く時間を選ぶことなのかもしれません。

「朝から夜まで頑張る!」という気合いも素敵ですが、毎回それではセラピストの体力ゲージが先に赤くなってしまいます。

まずは1か月、自分の予約データを記録してみましょう。

あなたがまだ気付いていない「予約が入りやすい時間」が、実はすぐそこに隠れているかもしれません。

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