メンズエステで働くための基本技術とコミュニケーションスキル

メンズエステではどのようなサービスが行われているのでしょうか?この記事では、「初めてメンズエステで働く」という方に向けた、必須の技術や知識、コミュニケーションの基本についてご紹介します。
目次
お客様がメンズエステに求めていることを知る

メンズエステではお客様一人ひとりのニーズに寄り添い、その期待に応えるサービスを提供することが大切です。細やかな気配りや洗練された技術でお客様をお迎えできるようになれば、一人前のセラピストとして胸を張れるはずです。
まず、メンズエステに来店するお客様はどのようなサービスを求めているのか?を理解することからはじめましょう。
メンズエステならではの施術を受けたい
普通のマッサージ店ではまず受けられない、メンズエステならではのマッサージ方法がいくつかあります。それらの施術については後ほど解説しますが、主にリンパの流れを改善する施術が多く、リラックス効果があります。
また、メンズエステでの醍醐味のひとつに「ギリギリ感を楽しむ」という点があります。施術内容によっては敏感に感じる箇所をほぐしたり、密着度が高くなったりするので、お客様はそのギリギリ感を楽しむために来店しているといってもいいでしょう。
もちろん、ギリギリといっても性的サービスに繋がるような行為は絶対にNGなので肝に銘じておく必要があります。
セラピストとの会話を楽しみたい
マッサージだけでなく、セラピストとの会話を楽しみにしているという方も多いです。あなたならではのキャラクターや話術でお客様を楽しませてあげましょう。
メンズエステならではの施術

ここではメンズエステで用いられる主な施術内容を解説します。
基本として、メンズエステ店では医療行為となるあん摩マッサージ指圧・針などの施術は行いません。もちろん性的サービスもNGです。あくまでもリラクゼーションとして、リラックスを目的にした施術を行います。資格を所有している場合はその技術を活かしたサービスを行うことができます。
マッサージ方法
オイル(アロマ)マッサージ
メンズエステではオイルを使用したマッサージが一番主流の施術内容となります。オイルを使用することで滑りが良くなるため、マッサージしやすくなるという利点があります。また、アロマには香りによってリラックス効果を促す効果もあります。
リンパマッサージ
マッサージでリンパの流れを促進し、老廃物の排出を助けるソフトなマッサージ手法です。むくみ解消や免疫力向上に効果的です。リラクゼーション効果も高く、ストレス解消にも役立ちます。
ディープリンパ
メンズエステにおけるディープリンパは、より際どい部位、鼠径部を重点的にマッサージすることをいいます。鼠径部にはリンパが集中しているため、そこをマッサージすることで溜まった老廃物が流れやすくなります。
その他
洗体マッサージ、ホットジェル、ホイップマッサージ、パウダーマッサージなどがあります。
施術パターン
ここで解説する施術パターンは、メンズエステの業界用語としても使われることが多い施術となります。
SKB(鼠径部)
鼠径部(足の付け根)を中心にマッサージすること。ローマ字の“sokeibu”から取られています。鼠径部はリンパが多く流れているため、体に溜まった老廃物を効率よくほぐすことができます。きわどいギリギリな場所をマッサージするため、お客様に人気の施術となっています。
4TB(四つん這い)
鼠径部をマッサージする際に、マッサージをしやすいようにお客様に四つん這いになってもらうこと。こちらもSKB(鼠径部)同様にローマ字の“4tsunbai”から取られています。
4TB(四つん這い)をする際、セラピストはお客様の後ろ(足側)からマッサージを行います。
カエル足
カエル足は、メンズエステの施術で用いられるポーズの一つで、うつ伏せの状態で太ももを左右に開き、膝を曲げて足を「く」の字の形にします。セラピストが後ろから鼠径部に手を入れ、マッサージを行います。このポーズは、カエルの後ろ足に似ていることから名付けられました。
マーメイド
マーメイド施術は、お客様がうつ伏せになり、セラピストが太ももを挟み込んでマッサージを行う密着度の高いリラクゼーションマッサージです。
マーメイド施術は、その名前の通り、セラピストと顧客の足が絡み合う様子が人魚の尾のように見えることから名付けられました。
スパイダー
セラピストが仰向けになった男性の体に四つん這いでまたがり、クモのような体勢で全身をマッサージする方法です。この施術名は、セラピストがクモのような体勢で施術を行うことに由来します。距離が近く、施術中のドキドキ感やリラックス効果が特徴で、お客様のリラクゼーションを促進します。
コミュニケーションとカウンセリングスキル

初心者であることを武器にする
メンズエステで働くにあたってマッサージ技術は必要不可欠ですが、それと同じくらい大切なのがコミュニケーションスキルです。
「正直マッサージが少々下手でも、愛嬌があって会話が楽しければそれでOK!」というお客様がいるのも事実。
マッサージスキルに自信がない時期はコミュニケーションに力を入れるようにすると、総合的にお客様の満足度も高くなります。
お客様を理解するためのカウンセリングシート
メンズエステ店の多くでは、施術前にお客様に目的や希望するサービスを書いてもらうカウンセリングシートを用意しています。これにより、お客様の求めるものを正確に理解し、望まないサービスを提供するミスを防ぐことができます。
店舗によってカウンセリングシートがない場合は、施術に入る前にお客様と直接お話しし、どの部位を重点的にマッサージするか、どんなオイルを使用するかなどを決めてもらいます。
スキルを自分のものにするためにできること

店舗での講習を最大限に活用する
マッサージといってもメンズエステで行うマッサージは少し特殊なため、身に付けるのは難しいのでは?と考えてしまうかもしれません。でも大丈夫です。ほとんどのメンズエステ店では入店時にマッサージやマナーの研修を行ってくれるところがほとんど。そこで一通りマスターできるので、未経験でもまずは自信を持ってサービスを行うことができます。
また、店舗によっては定期講習を設けているところも。求人を探す際にはそういった点にも注目してみてください。
まとめ

メンズエステで働くうえで、
・ マッサージスキル
・ コミュニケーションスキル
は必要不可欠なスキルになることを紹介しました。
「未経験セラピスト」であることは貴重な期間です。初心者特有の初々しい雰囲気やぎこちない手つきが良いと感じるお客様もいるので、はじめの期間はそれを武器にしてみましょう。
未経験の方にとって初めは覚えることが多いですが、ただ技術を磨くだけではなく、お客様一人ひとりに寄り添った心のこもったサービスを提供することが大切です。
コミュニケーションを通じて、癒しの時間を提供することができれば、セラピストとしての喜びもひとしお。常に学び続け、自分だけのスキルを磨き上げていくことで、お客様から信頼されるセラピストになれるでしょう。
今回は簡単なさわりの紹介になりましたが、今後はそれぞれの施術内容やスキルについてさらに詳しく紹介した記事をアップしていきますので、是非ご覧ください。
心を込めた施術で、多くのお客様に喜びと癒しを提供し続けてくださいね!
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